外食でしじみの味噌汁がでた場合、マナーとしてはしじみの身は食べないほうがいいのですか?それとも食べるべきですか?
こんな疑問にお答えします。
この記事のポイント
しじみの味噌汁の身は食べても食べなくてもマナー違反にならない
日本人でしじみの身を食べるのは8割
しじみの味噌汁には食べ方のマナーがある
しじみといえば、しじみの味噌汁。お酒を飲んだあとにしじみの味噌汁を飲んで、身体中に滲みる感じがなんともいえないという方もいるのではないでしょうか。
しじみの味噌汁は、オルニチンという成分が豊富に含まれており、肝機能をサポートするため二日酔いへの効果が期待される他、鉄分やミネラルなどの栄養素が含まれています。
しかし、そんなしじみの味噌汁ですが、食事のマナーとして「しじみの身を食べるか?食べないか?」で悩まれている方もいるようです。この記事では、そのような疑問を解説していきたいと思います。
しじみの味噌汁のしじみの身を食べるのはマナー違反?
しじみの味噌汁のしじみの身は、食べても食べなくてもマナー違反ではありません。ただ、どうしても手を使ってしじみの身を取らないといけなかったり、食べる時にカチッと音が立ってしまうので、シーンや雰囲気に合わせて食べたり、食べなかったりする方も一定の割合でいるようです。
日本人の8割は、しじみの味噌汁のしじみを食べる
「しじみの味噌汁のしじみの身食べるか?」をというアンケートを117名に行ったところ、実に8割(92人)が食べると回答しています。残り23人は食べない、うち5人はしじみが嫌いという結果でした。
回答者にそれぞれ理由を聞いてみました。
食べる人の意見
- 味噌汁の「具」でしょ?みんな食べてるものだと思っていました
- 美味しいのにもったいないから
- 子どもの頃から食べているから、食べない選択肢がなかった
このように食べる方は味噌汁の具として認識しているよう。ちなみに私も食べる派です。それに、二言目には、二日酔いにいいって聞いたからという方がそこそこいました。
とはいえ、しじみの味噌汁を食べない方が2割ってなかなか多いように感じます。一体、どんな理由で食べないのか理由を聞きました。
食べない人の意見
- しじみの味をだしだけで十分に堪能できている。
- 身が小さくて食べづらいから。身を取り出すのがめんどう。
- 砂抜きをしていないから。
- 人と一緒にたら貝に夢中になるより会話を楽しみたい。
- 基本食べないけど、大きい身があったら食べる。
- 昔から貝がトラウマで、、。貝類は一切食べません。
- 砂抜きできていない時のジャリって音が苦手。
食べない人の理由としては、食べるときの手間にあるようです。しじみの身自体も小さいし、食べる必要性をあまり感じていない気がします。
最後にごく少数ですが、シーンや雰囲気に合わせて食べたり、食べなかったりする方に理由も聞きました。
シーンや雰囲気による方の意見
- 会食など同席する相手よってはしじみ取り出す様子が行儀悪い、と気分を害する場合もあるから
- ガッつかないでキレイに食べれば問題ないと思う
しじみの身を食べることがマナー違反ではくても、しじみの身を食べることで同席している人にマイナスの印象を与える可能性があるということですね。外食で一緒に食事をされる方がいる場合は、相手に合わせることも大切ですね(しじみでここまで神経質になりたくないですw)。
【厳守】しじみの味噌汁には食べ方のマナーがある
味噌汁の中のしじみを食べる時のマナーを紹介します。食べる場合は、次の2つはしじみの身を食べる正しいマナーですので、覚えておいてください。
- しじみの身を剥がす場合は、殻を片手で抑える
- 身を剥がしたしじみの殻は、味噌汁のお椀に戻す
1は、箸だけでしじみの身を取りたくなる気持ちはわかりますが、しじみの味噌汁がこぼれてしまう可能性もあるので殻を片手で抑えるようにしましょう。続いて、2については、味噌汁の蓋や茶碗などにおいてしまいがちですが、味噌汁のお椀に戻すようにしてください。貝殻いれがある場合は、そちらに入れても構いません。
健康食材!しじみの身には美容と健康に期待できる栄養成分が豊富!
しじみは味噌汁の具としてだけでなく、栄養面でも優れてます。しじみといえば、オルニチンが有名ですが、美容と健康に効果を期待できる成分が豊富に含まれているのです。
しじみの栄養成分:オルニチン
オルニチンはアミノ酸の一種で肝臓で働きます。オルニチンは体内のアルコール分解をサポートし、疲労回復効果も期待されています。こういった理由から二日酔いには、しじみの味噌汁と言われています。飲兵衛には嬉しい、二日酔いに効果があるとされるオルニチンのについては下記でまとめているのでご覧ください。
》オルニチンの効果|アルコール性疲労回復、アンモニア体臭改善、肌荒れやシミの美容改善
しじみの栄養成分:鉄分
肌の若々しさやハリは、血液中の赤血球が決めてと言われています。しじみには鉄分が含まれていますので、赤血球の増加に期待できます。ちなみに、しじみのグラムあたりの鉄分含有量は「レバー」や「うなぎの肝」よりも多いです。
しじみの栄養成分:ミネラル
美しい肌や髪、さらにダイエットなど、美しさを保つ上で欠かすことが出来ないミネラルが豊富です。例えば、赤血球のヘモグロビンを作るのに必要な銅、糖や脂質の代謝を促すマンガンなどがあります。
またタウリンで疲労回復もにも効果が期待できる他、ビタミンB12は食材の中でもトップクラスの含有量で、たんぱく質の合成や貧血予防に重要な働きをしてくれます。カルシウムも含まれています。
【まとめ】しじみはスーパーフード!しじみの身は食べよう
お味噌汁のしじみは、出汁として旨味や栄養が出てしじみの身自身には栄養が残っていないと思われがちですが、しじみの身の方にもしっかり栄養成分は残っています。なので、健康に気を遣っている方は食べるようにしましょう(しじみの身を食べるのはNGではないので)。
ただし、食べる場合はお椀から取り出したしじみを片手でつまんで、箸で身を外して食べて、残った殻を蓋の上に置き(蓋付きのお椀で出てきた場合のみ)、飲み終わった後に、お椀に殻を戻して蓋を閉めてくださいね。